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栄養課

職場長 あいさつ

 栄養課は管理栄養士3名、栄養士1名、調理師14名 計18名が在籍しており、食材の発注から調理まですべて直営で行っています。医師の処方に従い、患者様一人ひとりの病態に適した食事を衛生管理のもと提供します。食事は治療の一環としての役割を持ち、病気の治癒・回復に貢献します。栄養バランスはもちろんのこと、食事の時間を心待ちにしていただけるような、味も見た目もおいしく、季節感のある、手作りにこだわった食事作りをスタッフ一同心掛けています。
 当院には、高齢で咀嚼や嚥下機能が低下した患者様が多く入院されています。食事の形態は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整分類に基づき段階を設けています。入院時に、医師・言語聴覚士とともに嚥下機能の評価を行い、患者様に適した食事形態を選択します。
 栄養管理にも力を入れています。栄養状態の改善は、治療効果の向上や、合併症の予防、身体機能の維持・改善、入院日数の短縮などにつながります。入院時から多職種で栄養評価を行い、低栄養の方には栄養管理計画書の作成と、栄養サポートチームの介入を行います。栄養サポートチームとは、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリ療法士・臨床検査技師などの専門スタッフが連携し、適切な栄養を提供することを目的としたチームです。食欲の低下した方が、少しでも食べられるように、きめ細やかな個別対応を可能な限り行うなど、栄養状態の改善に向けて取り組んでいます。
 食事療法が必要な方には、医師の指示のもと、患者様の病態や食習慣に合わせた栄養指導を行います。外来・入院栄養指導のほかに、在宅訪問栄養指導を行っています。通院などが困難で食事作りや栄養面について心配事がある方に向けて、管理栄養士が定期的に訪問します。住み慣れた自宅で安心した生活が送れるよう、在宅医療に関わる他職種と連携しながら、食事の面をサポートします。
入院時から退院後、さらには地域のみなさまの「食事の困った」に対応できるよう取り組んでいきます。
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